アメリカの政策金利引き上げによる影響。

アメリカの政策金利が上昇すると、米ドル/円にも影響を及ぼすことが分かっています。
具体的には、為替レートが円高になるのですが、その背景を経済面から考えてみましょう。

アメリカが政策金利を上げることで、以下のような2種類のことが発生し、円高が起こると言われています。

●株式相場の下落

・アメリカの株式市場が軟調になる

・日本の株式市場も軟調になる

・リスクを回避するために円高になる

アメリカに限らず、政策金利の引き上げが検討されると必ず株式相場は下落傾向になります。
その理由としては、
・金利の引き上げは株式投資において価格変動リスクが大きくなるため、債券を購入して安定した利益を狙う投資家が多くなる

・株式市場の資金が引き上げられ、債券市場に資金が流入する

・株式相場が下落する
ということと、
・金利の引き上げにより、企業が資金を調達するためのコストが高騰する

・これまで行われていた投資案件が白紙になる

・企業の業績に負の感情が芽生える
ということが挙げられます。

企業の業績の伸び悩みは、株式市場の相場に直結する事項です。
日本の株式相場とアメリカの株式相場については連動性がしばしば指摘されていますが、日本の株式市場と米ドル/円についても同じと言えるでしょう。

●新興国への資金のリターン

・アメリカの政策金利上昇により、アメリカの安い金利を利用して金利の高い新興国などに投じられていた資金がアメリカにリターンする

・新興国などの経済が波乱状態になる

・リスクを回避するために円高になる

という構図です。
現在のアメリカは日本同様、非常に低い金利水準となっており、それを利用して資金を大量に調達し、金利の高い新興国へ投資して運用する、という経済主体があります。
しかし、これらは低政策金利だからこそ。
政策金利の引き上げが行われると、このような行為そのものが困難となります。

一定レベル以上の規模でこのような事態になると、新興国への景気への影響は避けられません。
それにより、リスク回避行動を取る投資家によって、円高傾向になるというシナリオになるのです。


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