Archive for the ‘外国為替関連’ Category

物価と為替レートの関係性。

日曜日, 8月 28th, 2016

為替レートと物価の関係についてご説明しましょう。

日本円と米ドルを例に挙げてみます。
日本とアメリカで全く同じ商品を購入できる場合。
1ドル=100円のときは、日本では100円で1個購入ができ、アメリカでは1ドルで1個購入することが可能です。
その後日本の物価が上昇し、1ドル=110円になったとしましょう。
そうなるとアメリカでは変わらず1ドルで1個購入することができますが、日本では110円を出さなければ買えなくなりました。

つまり、日本の物価の上昇により、1ドルが100円だったのが、1ドルが110円という高い価値になったことが分かります。
米ドルの価値が上がり、日本円の価値が下がったということで、為替は”円安ドル高”になった、ということです。
確かに100円で購入できたものが110円を出さなければ買えなくなったのですから、そう考えると非常にシンプルですよね。

このように、日本の物価が上昇することで円安ドル高に、反対に物価が下落すると円高ドル安になります。
物価と為替レートにおいては、相対的に物価上昇率が高い国ほど通貨安になりやすい傾向です。
物価上昇率が低い国は通貨安になりやすいことも分かっています。

以上をまとめると、「物価の上昇は通貨の価値を下げる」ということです。

この関係性を裏付けるのが、
・購買力平価説(為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定されるという説)
・一物一価の法則(自由な市場経済において、同一の市場の同一時点における同一の商品は同一の価格であるという経験則)
などが挙げられます。
いずれも経済学の概念となり専門性が高いので詳しい内容を把握しておく必要はありませんが、物価と為替レートの相関性の根拠となる理論ということを覚えておいてください。
ご興味がある方は、マクドナルドの「ビッグマック」を用いた”ビッグマック指数”というものもあり、非常に面白いのでご覧になってみるのもよいでしょう。
各国の経済力をはかるために、マクドナルドで販売されているビッグマック一個の価格を比較した指数です。

ちなみに、FXの場合では物価と為替レートの関係性を知っていることで勝率が上がるという専門家もいらっしゃいます。

金融政策と為替レートの関係。

土曜日, 8月 20th, 2016

投資をするにあたって、”金融政策”についてしっかりと学んでおくことは非常に重要です。
なぜなら、日本のみならず世界の金融政策は為替に大きな影響を与えるため。
ぜひ本項でしっかりと内容を確認してみてください。

金融政策とは、金融面での経済政策のことを指し、中央銀行が行います。
日本の中央銀行は、日本銀行です。
目的は「物価の通貨や安定のため」であり、経済情勢を考慮して、
・金融緩和(景気の悪化により、国債を買い上げたり政策金利などを引き下げることによって通貨供給量を増やす)
・金融引き締め(景気が過熱気味の時に、金利を上げたり政策金利を引き上げるなどして通貨供給量を減らす)
のいずれかの判断を行い、金融政策の実施となります。
つまり、景気を良くしようとするときは金融緩和、景気の過熱を抑えるときは金融引き締めが行われる、ということですね。
ちなみに2008年のリーマンショック以降は、各国が一斉に金融緩和を行い、経済失速を防ぎました。
日本でも2016年現在ずっと金融緩和が続いている状態で、景気の底をずっと這っているイメージの方も多いでしょう。

為替相場においては、政策金利の調整に非常に大きな注目が集まる傾向にあることがポイントです。
政策金利は直接的な影響が非常に大きいため、多くの投資家が動向をチェックします。

では、政策金利の利上げや利下げと為替レートの変動にはどのような関係性があるのでしょうか。
たとえば、
・日本円の金利が低い
・米ドルの金利が高い
という状態のとき、投資家はより有利になる金利を求めます。
そのため、日本円を売って米ドルを買うという状態となるでしょう。
そうなると日本円の価値が下がり、米ドルの価値が上がるので「円安ドル高」となります。
このように、政策金利と為替レートには相関性があると言えるでしょう。

また、世界の主要国の金融政策の発表も為替レートを動かす大きな要因です。
特に事前予想と発表された内容が大きく異なった場合は、想像以上の値動きを見せることも少なくありません。

アメリカの政策金利引き上げによる影響。

土曜日, 8月 13th, 2016

アメリカの政策金利が上昇すると、米ドル/円にも影響を及ぼすことが分かっています。
具体的には、為替レートが円高になるのですが、その背景を経済面から考えてみましょう。

アメリカが政策金利を上げることで、以下のような2種類のことが発生し、円高が起こると言われています。

●株式相場の下落

・アメリカの株式市場が軟調になる

・日本の株式市場も軟調になる

・リスクを回避するために円高になる

アメリカに限らず、政策金利の引き上げが検討されると必ず株式相場は下落傾向になります。
その理由としては、
・金利の引き上げは株式投資において価格変動リスクが大きくなるため、債券を購入して安定した利益を狙う投資家が多くなる

・株式市場の資金が引き上げられ、債券市場に資金が流入する

・株式相場が下落する
ということと、
・金利の引き上げにより、企業が資金を調達するためのコストが高騰する

・これまで行われていた投資案件が白紙になる

・企業の業績に負の感情が芽生える
ということが挙げられます。

企業の業績の伸び悩みは、株式市場の相場に直結する事項です。
日本の株式相場とアメリカの株式相場については連動性がしばしば指摘されていますが、日本の株式市場と米ドル/円についても同じと言えるでしょう。

●新興国への資金のリターン

・アメリカの政策金利上昇により、アメリカの安い金利を利用して金利の高い新興国などに投じられていた資金がアメリカにリターンする

・新興国などの経済が波乱状態になる

・リスクを回避するために円高になる

という構図です。
現在のアメリカは日本同様、非常に低い金利水準となっており、それを利用して資金を大量に調達し、金利の高い新興国へ投資して運用する、という経済主体があります。
しかし、これらは低政策金利だからこそ。
政策金利の引き上げが行われると、このような行為そのものが困難となります。

一定レベル以上の規模でこのような事態になると、新興国への景気への影響は避けられません。
それにより、リスク回避行動を取る投資家によって、円高傾向になるというシナリオになるのです。

FXの通貨ペアと注意点。

金曜日, 8月 5th, 2016

FXを始める際に最初に悩むのが、「通貨ペア」ではないでしょうか。
通貨ペアとは、二国間の通貨の組み合わせのことで、FXではその売買による差益を狙っていく投資手法になります。

日本のFX取扱会社では、だいたい15通貨程度がラインアップしています。
とある業者では、
・米ドル
・ユーロ
・豪ドル
・英ポンド
・ニュージーランドドル
・カナダドル
・スイスフラン
・香港ドル
・南アフリカランド
・ノルウェークローネ
・スウェーデンクローナ
・トルコリラ
・人民元
・メキシコペソ
となっていました。

初心者の方は、米ドルもしくはユーロがおすすめでしょう。
その理由としては、
・最も取引をしている方が多い
・最も情報量が多い
ということが挙げられます。

アメリカやEUの経済ニュースは新聞やインターネットニュースで連日報道されており、情報をたやすく得ることが可能です。
これらのニュースは確実に為替チャートにも影響を与えるものですので、どれだけリアルタイムで情報収取ができるかということも投資をするうえで重要なファクターになります。

また、取引量の多さについても注文分布図が確認でき、相場の流れの予測のしやすさにつながるでしょう。

ただし、FXにもリスクはつきものです。
具体的には為替リスクや変動リスクが挙げられますが、これらのリスクを軽減する方法としては、「分散投資男」がおすすめ。
複数の通貨に資金を分散して投資を行えば、大きなリスクを負う可能性がぐっと低くなります。

とはいえ、一点注意したいことは、「値動きが同じような通貨に分散投資をしてはいけない」ということ。
たとえば豪ドルとニュージーランドドルは米ドルの影響を大きく受ける通貨なので、基本的に値動きが似ています。
両者に分散投資をすると両方下落し、損失が増える可能性が高くなるので注意しましょう。
分散投資としては米ドルとユーロといった、逆の値動きをする通貨がおすすめです。
他の通貨の値動きについても調べてから投資をしてみてください。

外国為替証拠金取引について知ろう

金曜日, 8月 5th, 2016

「外国為替証拠金取引」とはなんでしょうか。日本ではこの言い方は、あまりピンとこないかもしれません。日本でよく言われるのは「FX」です。FXは、Foreign Exchange の略です。FXは、は差金決済取引 (CFD) の一種です。どのような取引なのかをご紹介しましょう。

外国為替証拠金取引は、日本円を米ドルやオーストラリアドル、ブラジルレアルなど、様々な外国通貨に交換したり、また日本円に戻したりする取引です。外国通貨と日本円を交換することで何が起こるのかというと、為替レートの変動により、もともとの日本円の値段が変わることがあります。たとえば、1ドル=100円のときに1万円をドルに両替すれば、100ドルですね。この100ドルを、1ドル=110円のときに日本円に戻せば11000円となっていて、1000円増えたことになります。FXというのはこのように為替レートの変動を利用して両替を頻繁に行うことで、為替差損を積み重ねて利益を得る投資方法です。

これだけ聞くと、外貨預金と何ら変わりがないように思われるかもしれません。ですが、外貨預金よりも短期的に利益を生みだすことが可能ですので、新興国通貨などを年単位で保有するのは不安だという場合でも、FXならできるということになります。また、外貨預金よりもFXの方が手数料が低いのも特徴です。手数料が低いからこそ売買を繰り返すことで利益を追求できます。さらに、FXにはレバレッジという仕組みがあり、倍率をかけた取引をすることも可能です。少ない額でも倍率を高く設定して取引すれば、大きな利益を期待することも可能です。(ただし、その場合は損失が出たときも同様の倍率がかかりますから注意が必要です。)

このように、FXには様々な利点がありますので、何か投資をしてみたいなという方がまずFXをしてみるということも多いようです。FXについてもっと知りたい方は、おすすめのブログがあります。外国為替に関するブログはこちら(外国為替に関するブログ)をご覧ください。こちらを参考にしながら、FXに挑戦してみてくださいね。